• English
  • 中国語
  • 韓国語
文字サイズ
  • 標準
  • 拡大

公立大学法人 福岡県立大学

HOME>人間社会学部>公共社会学科
公共社会学科

何を学ぶか

  •  ゼミ(演習)では、指導教員の専門ごとに分れ、少人数(原則7人以下)で文献を読んだり、グループや個人による研究をしたり、ディスカッションしたりします。
  •  本学科のゼミ(公共社会学研究Ⅰ・Ⅱ)は、社会学だけでなく政治学、経済学、教育学、地理学、情報学など幅広い専門領域で構成されています。
  •  学生は関心のある分野のゼミに入り、地域や国際社会の現象について、課題を設定し、原因を考察・分析する力を学び、4年次には、その成果を卒業論文にまとめます。

国際比較の視点から社会について学ぶ

  • p6_A1_8958佐野220.jpg 佐野ゼミでは、国際社会学を中心とした社会学の枠組みから、グローバル化によって引き起こされる社会問題や、地域社会の諸現象について研究しています。
  •  3年次前期は、『ファッションで社会学する』という文献を選定し、講読しました。ファッション界で起きている問題や現象から、世界規模の格差、ジェンダー、メディアのもたらす影響など国際的な社会問題がみえてくるのは、とても面白いです。ゼミ生の興味関心は、アイドル、聖地巡礼、音楽、報道、幸福感、環境問題と様々ですが、文献の考え方も応用でき、ディスカッションでは、それぞれの視点から意見を出し合えるため、新たな気づきや関心につながっています。 
  •  3年次後期からは、前期の学びも踏まえ、各自で研究課題を設定し、卒業論文作成に向け、論文作成に必要となる技能を習得していきます。
  •  自分の意見を言葉にすることは難しいですが、佐野先生はじっくり話を聞いてくださり、的確なアドバイスや問いかけもくださるので、自分で考え言語化する力を養えているなと実感しています。あなたの関心事を、日本と世界を行き来しながら研究してみませんか?佐野ゼミでお待ちしています!
  • 公共社会学研究Ⅰ(佐野ゼミ) 笹井 美伽(福岡県)

実社会で役立つ実践的な経験から学ぶ

p6_A1_8970岡本220.jpg

  •  岡本ゼミでは、国際的な視点に立ちながら、政治や文化、歴史に関わる社会学を学んでいます。今はゼミ生同士で話し合ってみたいテーマを持ち寄り、ディスカッションをしています。発題者が①動機(理由や背景)、②目的と論点(何を話し合い、明らかにしたいか)、③基礎情報(議論のベースとなる根拠やデータ)を提示し、各自が考えてきて議論に臨みます。例えば、私は今「日本の若者はなぜ選挙に行かないのか?」をテーマにディスカッションをしています。ディスカッションや討論に興味がある人や、議論を通して自分の興味があることを掘下げたいと思う人に魅力的であると思います。
  •  岡本先生は、元国連NGO職員で、中国留学やアメリカの大学での客員研究員など海外経験を豊富に積んでこられました。その経験をもとに、膨大な知識、幅広い視野、多角的な視点をもとに一人一人に合ったアドバイスやサポートをしてくださいます。
  •  多種多様なことに興味を持つ人が集まり個性豊かな岡本ゼミであなたも自分の興味があることを深掘してみませんか。
  • 公共社会学研究I(岡本ゼミ) 堺 郁翔(福岡県)

都市問題と移民問題、日中関係などについて考える

  • p7_A1_9087陸220.jpg 陸ゼミでは、移民問題、都市問題、日中関係などの諸問題を研究テーマに、社会現状や仕組みについて深く学びます。
  •  3年生の前期は、文献『移民と日本社会』(永吉希久子著)を用いて輪読を行いました。各章をまとめる担当者を決め、担当者はレジメを作成し発表を行います。発表の際には、適宜意見や感想を述べる機会が設けられるため、自分の意見を表現する力が身につくだけでなく、陸先生やゼミ生の意見を聞き、内容理解が深まり視野を広げることができます。また、中国のご出身である陸先生は海外経験も豊富なため、国際的観点から物事を捉えています。先生のお話を聞き、私たちゼミ生は多面的・多角的に物事を見る力が養われています。
  •  さらに、私たちが扱っているテーマの規模は大きく、意見が分かれるようなこともありますが、陸先生はゼミ生一人一人の意見を聞き、出された意見にフィードバックを丁寧に行ってくださいます。そのため、自分の意見が述べやすく、全体の雰囲気が和んでいることが陸ゼミの魅力です。
  •  移民問題や都市問題に興味がある方はもちろん、国際関係に興味がある方もぜひ陸ゼミで一緒に社会問題を学びましょう。
  • 公共社会学研究Ⅰ(陸ゼミ) 五島 若菜(福井県)

都市問題、社会問題へのアプローチの仕方を学ぶ

p8_A1_8951堤220.jpg
  •  堤ゼミでは、社会への問題意識を大切に、私たちゼミ生が興味のある社会問題を学問的に捉えられるようになることを目指します。ホームレスの人々への調査と研究を専門とする堤先生のもと、社会問題へのアプローチ方法も多種多様なものがあると学んできました。
  •  3年前期では、ゼミ生全員で共通の文献を購入し『輪読』をしました。自分の関心に基づいて担当する章を選び、その内容をレジメにまとめ、発表と質疑応答をします。ここで重要視されるのは、文献に書かれていることを正確に理解する力です。筆者は何を主張しているのか、それを読み取った上で初めて自分の考察を述べます。このような『事実と意見を分けて記述する』力は、学生の間だけでなく社会人になっても必要になるスキルであり、堤ゼミでは徹底的に鍛えられます。先生や他のゼミ生から鋭い指摘を受けることもありますが、そのおかげで自分の成長を日々感じています。
  •  関心のある事柄も目指す進路も、それぞれで異なる堤ゼミですが、一緒に成長できること間違いありません。
  • 公共社会学研究Ⅰ(堤ゼミ) 藤田 耕太朗(福岡県)

フィールドに出て地域の実態を学ぶ

p8_DSC05199美谷220.jpg
  •  美谷ゼミでは人文地理学や地域行政論の視点から様々な地域課題について考え、学ぶことができます。ゼミでは自分たちが選んだテキストを使用し、輪読を通してそれぞれの意見や疑問点を交換する形で進められます。先生からの助言や解説もあり、新しい理解を得たり知識を深められるので、ゼミの時間には多くの発見があります。また、ゼミの特徴としては、前期と後期にそれぞれ巡検という現地見学の実習があり、フィールドワークを通して実際に自分たちの目で地域を観察します。今年度の前期には県内の博多や天神、太宰府などの街を訪れました。巡検ではその土地の観光資源や名物料理にも触れることができるので、ゼミでしか味わえない思い出ができます。教室の中で知識をつけるだけでなく、実践や観察を通して自身の関心を深めることができるゼミになっています。
  • 公共社会学研究Ⅰ(美谷ゼミ) 田中 ひめ乃(長崎県)

ジェンダーや統計について学ぶ

  • p7_A1_9032坂無220.jpg 坂無ゼミでは、現在『情報生産者になる』(上野千鶴子著)という本を読んでいます。卒業論文はもちろん、学問に取り組む上で必要となる知識を学んでいます。章ごとに担当を決めてレジュメ作成と発表を行い、全体で議論をしています。少人数ということもあり、発言しやすい雰囲気です。ゼミの議論では一人では浮かばない考えや意見を聞くことができ、刺激をもらうことができています。本の内容を理解してまとめるだけでなく、議論を展開して思考を深めていくのはゼミの醍醐味であり、貴重な経験になると思います。ゼミでは坂無先生の専門であるジェンダーや社会統計学はもちろん、様々な知識を得られます。また、多様な分野に興味を持った学生が集まっているため、多くの発見があります。4年生の先輩が取り組んでいる卒論や研究の話を聞く機会もあります。

  •  私はまだ研究テーマが定まっていませんが、ゼミで得た知識や考え方を参考に、自身の研究テーマを決めていきたいと思っています。研究テーマが決まっている方もそうでない方も、コミュニケーションを取りやすく、議論を展開しながら研究を深めることのできる坂無ゼミで共に学んでいきましょう。

  • 公共社会学研究Ⅰ(坂無ゼミ) 森木 萌唯(北海道)

家族社会学について学ぶ

p9_A1_8822黒川220.jpg

  •  黒川ゼミでは家族社会学を専門とし、結婚や子ども、LGBT多様な家族の在り方などについて考えていきます。家族社会学の多様なテーマの中から、自分たちの関心があるものを中心に、議論を進めていきます。現在、私たちは母親が抱える葛藤や子どもの意思決定についての文献を読み、議論を行っています。ゼミ生同士の意見交換は、新たな知見を得られる機会になりますし、家族という身近なテーマだからこそ、自分のこととして親や子どもについて考えることができると感じています。今まで持っていなかった視点から、自分の家族のことはもちろん様々な家族について学びの幅を広げることができます。
  •  また、家族社会学だけではなく、卒業論文に向けて統計や分析方法についても触れることができるので、より卒業論文を意識して、自分の興味のある分野を深掘することができています。家族社会学について漠然と興味を持っている方でも、ゼミを通して、自分が研究したいことを具体的に見つけることができると考えています。ぜひ黒川ゼミで学びを深めていきましょう。
  •  公共社会学研究Ⅰ(黒川ゼミ) 甲斐 遥(大分県)

興味のある分野の課題解決について学ぶ

p9_A1_8932石崎220.jpg

  •  私は、石崎ゼミで「子どものスマートフォン利用に関する諸問題」について研究を進めています。石崎ゼミでは、各々興味のある分野について調べ、それをまとめた小レポートを一人ずつ発表して、お互いに意見や質問を言い合ったり、石崎先生から疑問やアドバイスをいただいたりし、さらに調べる内容や課題を理解して次のレポートの内容を決めていきます。他のメンバーの発表を聞くため、自分が知らなかった新たな分野の知識や見解についても学ぶことができます。
  •  石崎先
  • 生は、物理の物理的性質や原子や分子レベルの構造に基づいて統計力学を使って解明していく物理学を専門としており、講義では、数学、情報処理、統計科学などを専門分野とされています。しかしゼミでは石崎先生の専門分野の他に保健、医療、福祉、教育、心理、環境、スポーツなど様々な分野において、自分の興味のある分野の課題解決に取り組むことができるので、やりたいことが決まっている人もゼミで様々な分野に
    ついて勉強したい人も石崎ゼミで研究するのがぴったりです!
  •  石崎ゼミでは自分の興味のある分野を中心に学びを進めていき、お互いにそれぞれの研究の進捗を発表し合うため様々な分野について学ぶことができ、自分の可能性が広がります。みなさん、ぜひ石崎ゼミで楽しく研究を進めていきましょう!
  • 公共社会学研究Ⅰ(石崎ゼミ) 森 夏音(島根県)

地域社会学や環境社会学、農業社会学等を学ぶ

  • p10_A1_05756fukumoto2220.jpg 福本ゼミでは、先生が専門とする地域社会学、環境社会学、農村社会学に関連した文献を読み、担当者がレジュメを作成し、皆で自身の体験などを通した意見交換をしています。レジュメには、要約、意見や考えたことだけでなく、みんなに質問したいことも書くため、意見交換の幅が広がり、楽しく議論できます。また、意見交換をすることで、自分だけでは気づけなかった新たな発見があります。前期は、観光と環境に関する文献を読み、農村地域に目を向けています。私は観光について興味があるため、ゼミでの学習が大変役立っています。後期にはゼミ合宿も予定されており、フィールドワーク、聞き取り調査を行うため、実際に自分たちで調査するという貴重な体験ができます。
  •  福本ゼミは、穏やかな雰囲気で話し合えることが魅力だと思います。また、学生の意見を先生が専門的な観点からも深掘りしてくださるため、学生の理解度がより深まります。地域社会について学べるのはもちろんのこと、様々な学びを通して、自分を成長させることができます。みなさんもぜひ、福本ゼミでの学びを通して、自分を成長させましょう!
公共社会学研究Ⅰ(福本ゼミ) 武田 晏弓(熊本県)



トップ
このページのトップへ