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公立大学法人 福岡県立大学

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人間社会学研究科

 ⏩修了生の研究テーマ

理論と実践の往還を通して高度な専門知識を身に付けるとともに、研究についての能力も育成します。1年次より特別研究を課し、子ども教育分野について主体的に研究する能力を育成します。

最近の修士論文の研究テーマ

公立保育所における同僚性の形成に関する質的研究 -離職保育士の語りから-

概要:公立の保育所で勤務していた元保育士へのインタビュー調査から、公立保育所では業務量の多さや立場の違い、異動などから職員間の分断が起こりやすい可能性と、職員間で支え合える同僚性形成の必要性が示唆された。

➢障がい児・者のきょうだいが抱える心理・社会的ニーズとそのサポートの検討 -きょうだいとその支援者の語りを通して-

概要:きょうだいとその支援者へのインタビュー調査から、両者間のきょうだい支援に対する認識の共通点と相違点を明らかにした。また、きょうだい支援のあり方を考察し、きょうだいが利用できる社会サービスの充実の必要性などが示唆された。

➢保育者養成課程の 保育内容「表現」の指導法に関する研究サウンド・エデュケーションの実践と教育方法の検討

概要:保育者養成課程の保育内容「表現」の指導法において,サウンド・エデュケーションの実践を導入する意義を示し,その具体的な教育方法のあり方を、実践・分析・養成校教員及び受講生による評価等から検討した。

保育の省察とソーシャル・サポートが保育士のストレス反応に及ぼす影響

概要:​保育士のストレスについて調査し振り返りを多く行っている保育士ほどストレスが低く,上司・同僚からの慰めや励まし,同僚からの手助けは保育士のストレスを低下させることが明らかとなった。保育所内では保育士自身が省察をできるような雰囲気や,お互いがサポートし合えるような環境が重要である

保育者の困り感への対応における知識・技術獲得の現状と課題-課題解決のための情報収集とソーシャルスキルに着目して-

概要:保育者9名へのインタビュー調査から、保育実践及び、子ども・保護者対応における課題解決の特徴を明らかにした。保育実践においては、個々の保育者が情報収集することで解決に向かっており、子ども・保護者対応においては同僚、管理職へ尋ねることで解決を目指すも、その際のソーシャルスキルが課題となることが示唆された。

公立保育所保育士が感じている日常的な労働負担感を軽減する方策についての研究

概要:公立保育所保育士3名へのインタビュー調査から、保育士が日常的に抱えている労働負担感についての具体的な改善要望と期待感について明らかにした。方策として、ICT化の導入、国、県からの要望をスムーズに取り込むためのシステム化、正規職員の処遇改善、コロナ禍での業務改善、人的資源の確保について示唆を得た。

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