看護職員の果たすべき役割は、その活動領域と内容においてますます広がりを見せ、多種多様化してきています。これからの看護職には、地域内外、施設内外において他の職種と連携をとりつつ、地域住民の健康状況やケアの必要性を的確に判断し、適切なケアを提供するなど、従来以上に主体性や創造力が強く求められており、そこには併せて人間に対する深い理解に裏打ちされた看護実践能力とマネージメント能力が必要とされるようになってきています。
本学では看護学部と福祉系の人間社会学部が併設されている点を最大限活かし、地域の保健・医療・福祉分野の施策展開を推進する中核的な担い手である高度職業人としての看護職や、研究者・教育者を養成することを目指し、大学院修士課程看護学研究科を設置しました。