福岡県は、がん検診の受診率が低い若年女性をターゲットに絞った取り組みを強化するとともに、コロナ禍におけるがん検診の受診控えの傾向を改善させ、受診率向上に役立つよう若い女性の視点を生かした啓発資材を共同企画・制作し、広報を展開する「Cプロジェクト(C:Cancer)」を始動しました。
公共社会学科では、福岡県がん感染症疾病対策課の協力依頼に応じ、若い女性のがん検診の受診率の向上に県と連携して取り組んでもらえる学生を募集、多くの学生から参加協力の申込みがありました。
「Cプロジェクト」に参加する2人の学生の声をご紹介します。
Q. あなたの参加動機は?
ⓐ.私はCプロジェクトに参加しようと思ったのは、募集時に担当者の方がお話されておりました「誰かの命を間接的に救えるかもしれない」という言葉が印象に残ったからです。検診を受けて早期発見・早期治療することが命を救うことに繋がるならば、その啓発に携わりたいと感じました。また、検診の重要性の情報が耳に届いても検診に至らない人にとっても心を動かされるようなメッセージを、一女子大生としての目線から考えたいと思いました。
今考えている啓発資材が実際に使用されるのが楽しみです。また、他大学の学生さんと一緒に活動しており、その中で意見を出し合ったり修正したり協働することができています。プロジェクトを通して知識と考える力が培われ、貴重な体験で参加して良かったと思います。M.M.
ⓐ.私は大学で学ぶ中で、広告による地域や観光地の活性化など「広告による人々の行動の促進」に大変関心を持ちました。今回、福岡県と様々な分野を学ぶ他大学の学生と共に、若年女性のがん検診という行動を促進するために、啓発資材の企画・制作、広報展開等に携わることが出来るというCプロジェクトの概要を聞き、大変貴重な経験であり、私自身もこれまでの大学での学びや経験、若年女性であるという視点を活かし、より多くの人にがん検診を伝え、受診するという行動を促すような広告作りに携わりたいと考えたため応募させて頂きました。K.W.
Q.みなさんにお伝えしたいことは?
ⓐ.がんは「若いうちは大丈夫」というイメージがあるかもしれませんが、大学生でもリスクは誰にでもあります。他人事だと思わずにぜひ自分事として考えてみてください。M.M.
ⓐ.がんは危険な病気であることはわかっているものの、「健康だし自分は大丈夫だろう」「がん検診を受けるのは歳を重ねてからでいいや」などと他人事のように考えている人も少なくないと思います。しかし、実際には、何歳でもどんな人でもがんになる可能性があり、がんの早い段階では体に症状がない場合がほとんどです。そのようなときがんを早期に見つけるために、がん検診が重要であり、がん検診は早期治療にもつながります。自分、そして周りの人のために、ぜひ積極的にがん検診の受診を考えてみてください。K.W.
詳細は、福岡県HPをご覧ください。➡https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/cpriject.html
「Cプロジェクト」の活動がメディアで取り上げられましたので、以下からご覧頂けます。
テレビ西日本(TNC) ➡https://www.tnc.co.jp/news/articles/NID2022061214113
FBS福岡放送 ➡https://www.fbs.co.jp/news/news96xcdm14sip4wt8aes.html